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5年ほど前からでしょうか。ご自宅で洗える長襦袢(着物の下着)購入のご用命が増えました。
とは言っても化学繊維のポリエステルなどの品ではありません。
ポリエステルの長襦袢は夏は蒸れて、着ると、それはそれは辛い修行のようになるのです。
当店ではお勧めしていません。
洗える天然素材としてお客様から人気を集めているのが
綿(海島綿)、麻、そしてウォッシャブル加工をした正絹となります。
半衿も麻やウォッシャブル正絹の物をつけておけば、ご自宅の洗濯機でも丸洗いができます♪
「これは気持ち良い!」と大勢の方がオウチで長襦袢を洗っておられます。
ただし、これは長襦袢のお話。
キモノ。単衣の時期と夏にお召しになったものは、やはり汗を吸っています。
後々悪さをするのは汗から出た油分、そして塩分なのです。
汗はカビの元、塩分は生地焼けの原因になってしまいます。
何も処理をしないで、翌年にタンスを開けてみると衿や袖口、そして身頃の後ろ側
帯を結んでいた場所に前の年にはなかったはずの汚れが出ている。
これは、呉服の汚れの「あるある」なのです。
大切なお着物。この「あるある」は比較的に安価に回避できる方法があります
生洗(丸洗い)
これをお勧めします。1シーズン着た高級なブラウスなどと同じ
その手入れによって「良い物を長く使う」が可能になります。つまり「サスティナブルなキモノライフ」なのです♪
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